みらい外来について|風の子クリニック|北九州市若松区の小児科・小児皮膚科・産後サポート

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みらい外来について

みらい外来について|風の子クリニック|北九州市若松区の小児科・小児皮膚科・産後サポート

みらい外来について(精神薬の処方はできません)

みらい外来について(精神薬の処方はできません)

どこの病院に行っても良くならない、何科に行ったらいいのかわからない、そんな子どもたちに来てもらっています。
中学生や高校生の時期は、立ちくらみやめまい、朝起きられないなどの起立性調節障害、腹痛や下痢などの消化器症状を繰り返す過敏性腸症候群が多くみられます。また雨が降る前など気圧の変動やストレスが影響する頭痛、不登校や心の不調に伴う症状があるお子様も多く来られます。みらい外来では、こうしたお子様の話に耳を傾け、ご自身が抱える不安や心配を軽減していきます。そして、どの方向性がお子様にとってよいのかをお子様自身に考えてもらいながら、自分がどう生きたいかを一緒に考えます。当院では、貧血や甲状腺異常などの疾患が隠れていないか、必要に応じて検査を用いながら心身両面から評価し、より健康な生活を送るための支援を行います。そして、ご両親や学校の先生など、周囲の方々に対しても、お子様が抱える問題を理解し、共有いただけるようにサポート致します。
対象は18歳未満となりますのでご了承ください。

よくみられる症状

このような症状の方はご相談ください。

  • 不登校、ひきこもり
  • 朝起きられない
  • 眠れない
  • 生理痛がひどい
  • 恐怖や不安で息苦しさを感じる
  • 食事を摂らなくなった
  • 何をしても楽しくない
  • 疲れやすい
  • 気力がない
  • イライラがおさまらない
  • 家庭内暴力
  • 立ちくらみがする
  • おなかが痛くなる など

対象となる主な疾患

  • 起立性調節障害
  • 過敏性腸症候群
  • 過換気症候群
  • 摂食障害
  • 不登校
  • 頭痛

起立性調節障害

起立性調節障害は、小学校高学年から中学校の思春期の子どもによく見られ、中等症や重症の場合、朝なかなか起きられないことから不登校につながることもあります。
ストレスなどにより自律神経の機能が低下し、循環器系の調節がうまくいかなくなることが原因と言われています。たちくらみ、失神、朝起きにくい、倦怠感、動悸など、自分の意思ではコントロールできない症状が現れます。午前中に症状が強く出る傾向があり、午後になると軽減もしくは消失する特徴があります。このため朝、起床できなくなり、登校しぶりや不登校になることもある一方、午後からは症状が改善するため、仮病(詐病)と間違われることもあります。
起立性調節障害は、怠け癖ではなく自分の意思ではどうにもならない体の病気です。背景に家庭や学校で問題を抱えていないかお話を聞きながら、必要に応じて貧血検査、尿検査、心電図検査を行い、投薬についてもご家族と相談しながらその子にとって最良の選択ができるように診療しています。

過敏性腸症候群

腹痛や下痢、便秘などが数カ月以上続き、検査をしても異常が見られない場合に最も疑われるのが過敏性腸症候群です。腸管に明らかな炎症や潰瘍などの器質的な病態はなく、腸管の働き(機能)に問題が生じて発症するとされています。子どもの腹痛の原因としても頻度が高く、ストレスなどの心理的要因も発症原因の一つとして考えられています。
腹痛は排便によって緩和するという特徴があります。不登校や、起立性調節障害、不眠、頭痛など他の心身症と併存することもあります。
当院では、必要に応じて便潜血検査や血液検査で異常がないかチェックし、その子に合わせた内服治療や生活指導等の助言を提供しています。

摂食障害

摂食障害は、必要な量の食事を摂れない、自分でコントロールできずに過食となる、一度飲み込んだ食べ物を意図的に吐いてしまうなど、患者様によって症状は様々です。代表的な病気には、神経性やせ症、拒食症、神経性過食症があります。
摂食障害は主に思春期以降の女性に多く発症しますが、10~15歳の前思春期年齢(初経前の小中学生)でも発症するケースが増えています。病型の典型は、成人と同様にやせ願望があり、極端なダイエットをした結果、やせが進行してしまう神経性やせ症です。子どもの神経性やせ症は、成長途上の発症であることから、成人になる以前に大きな問題を残してしまうことが懸念されます。たとえば、身長が期待される程度まで伸びない、骨の成熟の不完全、無月経、学校生活に適応できない、家族とうまく生活ができないといったことがあります。
子どもの摂食障害は、気がつくことが第一歩です。当院では、摂食障害に至る経緯を確認し、お子様の心理状態の変化を捉えていきます。体に問題が生じていないか血液、尿、心電図検査を行い、栄養障害の改善やまちがった食行動の見直しを行いながら、心理的サポートや環境調整を致します。
重症の場合は専門施設を紹介することもあります。

不登校

不登校の原因は様々ですが、子ども自身はもちろん、親御さんが困っている場合は受診をおすすめしています。背景に元気がなくなるような病気が隠れていないか、家族で抱えきれないような悩みがないか、親子別々にお話を聞きながら困りごとの原因を探って行きます。
内服治療をおすすめすることもありますが、カウンセリングや環境調整のみで元気になるケースも多いです。
当院では登校を促すことは一切しません。不登校は何かを訴えているSOSである場合が多く、まずは心と身体を元気にすることから始めます。あくまで当院は健康面のみのサポートを行い、学校に行くかどうかは本人の意思に委ねています。